本日、塾生たちの定期テストの結果が続々と返ってきた。
英語、数学、国語、理科、社会、倫理政経、現代社会、家庭科に至るまで――
あらゆる教科から「成績上がったよ！」の報告が届く。
教室には笑顔が溢れ、私の脳内では「We Are the Champions」が無限ループで流れ、
たぶんそのとき私は、心の中でハイタッチしまくっていたと思う。
が、その一方で、ほぼ全員が口をそろえてこう言った。
「いや〜でも、もっといけたと思います」
その瞬間、私は震えた。
お前ら……なんて貪欲なんだ。
テストで点数が上がった直後に「もっといけた」と言える高校生。
この世に何人いるだろうか。
私は思った。
「これが……“燃え続ける者”の眼か」
そのとき、ふと脳裏をよぎった言葉がある。
人生に“逆転”はある。
でも、“一発逆転”なんて、ない。
よく予備校の広告で見かける。
「なんで私が東大に！？」
いやいやいやいや。
お前が東大に行くために、どれだけの血と汗と涙を流したか、
誰よりもお前が知ってるだろ！
たぶんその子は、人知れず地獄を見たのだ。
周囲の人間が「一発逆転だね〜」とニヤニヤ言ってるその裏で、
朝4時に起きて単語帳をめくり、夜12時に泣きながら問題集を解いてた。
だからこれは“逆転”じゃない。“努力の正当な果実”だ。
うちにもいた。偏差値30台から早稲田に合格した子が。
卒業すら危うかった彼が、狂ったように勉強し始めて、
誰よりも長く自習室にこもり、質問して、赤本を解きまくった。
結果だけ見れば“奇跡”。
でも、過程を知っている人間から見れば、あれは“必然”。
世の中には、
「若くして起業して大成功！」とか
「SNSで一晩でバズって大金持ち！」とか
そういう“逆転劇”が溢れているけど――
あれ、全部“見えない努力”が背景にある。
でも努力ってさ、地味だし、映えないんだよね。
誰かのSNSに
「今日も何も起きなかったけど、参考書2ページ進めました」
って投稿あっても、
だれも“いいね”押さないじゃん？
でもさ、
本当に人生を変えるのは、そういう1日なんだよ。
努力って、基本的には報われない。
努力したのに失敗することだってあるし、
頑張っても結果が出ないときもある。
でも、だからといって、
努力しなかった人に、結果がついてくるわけじゃない。
宝くじで億万長者になった人の99％が不幸になるという有名な話がある。
なぜか？
お金を得る努力をしていないから。
だからお金の使い方がわからない。
つまり、“過程をすっ飛ばした成功”は、後でツケが回ってくる。
結局ね、
うまい話はない。あるのは、うまい努力だけ。
さあ、君に問いたい。
今、君はどこにいる？
偏差値40？
部活ばっかりで課題は山積み？
スマホのスクリーンタイムは8時間？（…それはちょっと減らそ？）
でも、いいんだよ。
どこにいるかは関係ない。
どこに行きたいか、それだけが重要なんだ。
NiCOには、人生を変えた生徒が山ほどいる。
偏差値20アップして志望校に合格した子
推薦で大逆転した子
勉強嫌いだったのに、毎日自習室に通うようになった子
高校中退して、早稲田大学や関西学院大学に進学した子
みんな、最初は“不安だった”。
でも、だんだん“なんとかなる”って思えるようになった。
そう。
“不安”は、努力のエンジンだ。
君も、“人生の逆転劇”を起こしていい。
でもそれは、“一発”じゃなくて、“一歩”の積み重ねでしか実現しない。
さあ今日もまた、一歩踏み出そう。NiCOで、待ってます。
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