テスト中、「あれ? これ何から解こう……」と、問題用紙をめくる手が“止まったことがあるお前”。
そんなお前は今すぐ正座しろ。
そして耳をかっぽじって、この話を聞いてほしい。
おっと、まず最初に忠告だ。
共通テストの英語も、国語も、英検も……時間内に全部解けて、点数も取れてるってお前は今すぐこのブログを閉じて、ワークの一冊でも開いてくれ。
これは、迷える子羊のためのブログだ。
さあ、本題だ。
「問題、どこから解くべきか?」
俺の答えは一つ――
“唐揚げ”からいけ、だ。
え?
何の話か分からん? おいおい、落ち着け。
これは「意志力(Will Power)理論」という、俺が今考えた世界一の理論に基づいている。
すまん、嘘だ。
『Willpower: Rediscovering the Greatest Human Strength』(意志力――人間が持つ最強の力)
著者:ロイ・F・バウマイスター(Roy F. Baumeister)+ジョン・ティアニー(John Tierney)
バウマイスター氏が提唱したWillpowerを参考に唐揚げ理論は作り上げられた
どうでもいいが、バウマイスターって、なんか必殺技っぽい名前じゃないか?
「くらえっ!バウマイスター・クラッシュ!!」とか言って、意志力を全消費して倒れそう。
でも実際は、「そのお菓子、食べるな」って言う地味な戦いを研究してる人です。
大食い選手は知っている。「あとに残すと、マジできつい」
見てみろ。
大食いのプロたちは、最初に脂っこい唐揚げを食らう。
ジロリアンたちは、まずチャーシューを食い尽くす。
なぜか?
答えは明快。
「最後まで取っておいたら、胃もたれして死ぬ」からだ。
そして、これはテストにもそのまま当てはまる。
テスト界の唐揚げを、先にやっつけろ
例えば俺の場合、英検を受けるならこう解く。
①一番長い長文 → ②次に長い長文 → ③一番短い長文 → ④語彙 → ⑤文法 → ⑥ライティング。
分かるか?
俺にとって「一番長い長文」ってのは、脂身たっぷりの唐揚げだ。
「ライティング」は、甘い甘いデザートだ。
世間のセオリーでは「ライティングは最初に書け」って言うだろう。
だが断る。
俺はデザートは最後に食べたい派なのだ。
食後のプリンを先に食べたら、もうメインディッシュに感動できねぇ。
ただし!
唐揚げだけで満腹になってデザートが食えない――
そんな悲劇を避けるためには、“ペース配分”も命がけで考えろ。
そして、お前にとっての唐揚げがライティングならライティングからやれよ。俺は味覚がバグっているんだ。
共通テストでも国語でも応用可能
国語の評論文が重めなら、まず評論文。
英語リーディングでグラフ問題が億劫なら、最初にグラフ。
嫌なもんから片付けろ。
意志力は有限資源だ。
甘いもんは、後で食ったほうが美味い。
それが俺の、
いや、バウマイスターと俺の共同研究の――
“唐揚げ理論”だ。
さあ、次の模試で試してみろ。
唐揚げからかぶりついて、デザートまでたどり着けたら――
お前のスコアは、大盛り確定だ。