全生徒に告ぐ。
いや、違う。今回ばかりは、こどももおとなたちも関係ない。
この文章を読んでいる、すべての人間に言いたい。
「お前は……本当に優先すべきことを、優先しているのか?」
この問いを突きつけられて、心にチクっと何かが刺さった者よ。
そう、お前のことだ。
このブログは、全ての“忙殺された者”に捧げる“警鐘”である。
さかのぼること十数年前。
俺はスティーブン・R・コーヴィの著書『7つの習慣』を読んでいた。
この本は、ビジネス書界の『ドラゴンボール』である。
つまり、全人類が読むべき“精神と時の部屋”だ。
そんな名著の中で、俺の人生を根底からぶん殴ってきたのが、
第3の習慣:「最優先事項を優先する」だった。
……いや、ちょっと待てと。
「当たり前やんけ」って思ったお前。
マジで病院行け。脳のどっかのスイッチ壊れてる可能性ある。
まず、「最優先事項」とは何か?
それを理解するために、コーヴィ先生が提示してくれたのが、
緊急度×重要度マトリックスという、神のフォーメーションである。
【第1領域】緊急かつ重要(例:締切のある仕事、事故対応)
【第2領域】緊急ではないが重要(例:勉強、健康、家族、自己投資)
【第3領域】緊急だが重要でない(例:鳴り続けるLINE、無限Zoom)
【第4領域】緊急でも重要でもない(例:YouTube、Tiktokの無限スクロール)
俺たちが「忙しい」「時間がない」と言って走り回ってるとき、
だいたいは【第1領域】か【第3領域】でドタバタしてる。
でもな、コーヴィ師匠は言うわけよ。
「本当に人生を変えるのは、第2領域だけだ」と。
……
「緊急じゃないけど、超重要なこと」
──それが、“最優先事項”だ。
でも俺たちは、【第2領域】を後回しにする。
「今は忙しいから筋トレはまた今度」
「今日だけはゲームしてもいいよね」
「資格の勉強?それより返信しなきゃLINE70件」
わかる。
俺も、Youtubeで深夜2時までサッカー日本代表のWカップ最終予選のダイジェストを今頃観て熱くなってたからな。
でもな、
人生で本当に後悔するのは、
【やらなきゃいけないことを、やらなかったこと】なんだよ。
もう一度聞く。
お前は、本当に優先すべきことを、優先しているか?
スマホに飼われ、通知に踊らされ、
「忙しいフリ選手権・金メダリスト」になっていないか?
第2領域のタスク、
それは“未来の自分が泣いて感謝する行動”だ。
筋トレ、勉強、家族と過ごす時間、睡眠、読書、挑戦――
それが最優先事項。
それを優先せよ。
今からでも遅くはない。
まずは、今日の予定から「一つだけ」第2領域をぶち込め。
いいか?
人生は、いつだって「最優先事項」を優先することから変わるんだ。
俺はそれで、人生が変わった。
次は、お前の番だ。