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2025年11月10日 New! | すぎやまブログ

先生という生き物は、一生懸命を応援したい生き物

まず質問です。
農家は何業? ――農業。
自動車メーカーは? ――製造業。
スーパーは? ――サービス業(卸売業)。

 

 

じゃあ、学習塾は何業?

 

 

答えは――サービス業(教育・学習支援業)

 

 

これ、統計上はちゃんとそう分類されてる。
つまり俺たちは、ホテルやレストランと同じく“サービス業”の仲間なんです。
……が、ここからがややこしい。

 

 

レストランやホテルの接客と似てはいるけれど、
決定的に違うのは、支払う人とサービスを受ける人が違うということ。

 

 

そう。
お金を払うのは保護者で、
実際に“サービス”を受けるのは生徒。

 

 

――ここが、塾という商売の一番難しいところだ。

 

 

生徒にとって俺たちは“先生”。
でも保護者にとって俺たちは“サービス提供者”。
つまり、立場が二重なんです。

 

 

けどな、俺たちは店員じゃない。
「お客様は神様です」なんて精神でやってたら、この仕事は絶対に続かない。

 

 

俺たちの仕事は、生徒に道を示すことだ。
そのためには、ときに厳しいことも言わなきゃいけない。
それは生徒に対しても、保護者に対しても同じだ。

 

 

生徒には――
「お前、もっと一生懸命やれよ」と発破をかける。

保護者には――
「ちょっと過保護じゃないですか? 本人に任せましょう」と言うこともある。

 

 

これ、レストランだったら即クレーム案件だ。

「もっと一生懸命に味わって食べろ!」とか、
「あんた肥満だから、それ以上食べるな!」なんて言うレストラン、三日で潰れる。笑

 

 

だから俺らがやってるのは、ちょっと変わったサービス業なんだ。
普通とは違う。

 

それを理解したうえで、俺たちは“先生”という生き物をやっている。

 

 

そして俺が思うに――
先生という生き物は、「一生懸命」を応援したい生き物だ。

 

 

一生懸命に頑張るやつを見たら、放っておけない。

 

 

夜遅くまで残ってる生徒を見たら、帰り際に

「もうちょっとやるか?」なんて言ってしまう。
そんな生き物だ。

 

 

逆に、まだ本気になりきれない生徒には、
“本気になれるチャンス”を常に撒き続けたいと思っている。

 

 

けど、「一生懸命になれ!」ってのは強制できるもんじゃない。
そのスイッチを押すのは、本人しかいない。

 

 

だから俺たち先生ができることは、こうだ。

 

 

まだ本気になれてない生徒には、チャンスの種をばら撒く。
本気でぶつかってくる生徒には、月謝以上の全力を返す。

 

 

それが、俺たちがやってる“サービス業”――いや、“教育業”だと思う。

 

 

俺たちは、笑いながら、怒りながら、励ましながら、
生徒たちの「一生懸命」を全力で応援する。

 

 

それが、先生という生き物なんだ。