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2025年11月8日 New! | すぎやまブログ

バカじゃAIは使えない

俺的「AI革命元年」は2023年だ。

 

最初の衝撃は、ChatGPTで英作文の添削ができたときだった。
「え、これ先生じゃん」と思った。
それがすべての始まりだった。

 

その後、ChatGPTは毎日のように進化を続け、画像を作るAI、音楽を作るAI、スケジュールを組むAI、まるで“デキる部下”が次々と配属される感覚だった。

 

今の俺の感覚を一言で言うなら、
「月数千円でスーパー優秀な社員を雇ってる気分」だ。

 

 

ただな。

 

 

AIが登場したからといって、
人間の生活がラクになるとは俺は思っていない。

 

 

むしろ逆だ。

 

 

世の中が便利になればなるほど、
人間はもっと脳みそを酷使していく運命にある。

 

 

たとえば昔。
FAXもメールもなかった時代は、
「契約書を届ける」だけで一日が終わった。
脳みそを一切使わなくても、仕事が成立していた。

 

 

でも今は、メール一本、10分で送れる。
じゃあ残りの7時間50分、俺たちは何してる?
もっと頭を使う仕事をしてるんだよ。

 

 

人間の歴史ってのは、
「頭を使わなくていい作業」を削ぎ落として、
「頭を使わないとできない仕事」だけ残してきた歴史だ。

 

 

だから言っておく。

 

 

バカじゃAIは使えない。

 

 

AIが出てきて「これで楽できる!」って思ったやつ、
一番最初に置いていかれる。

 

 

AIをGoogle代わりにしか使えない人間と、

AIを「武器」にして使いこなす人間では、

10倍以上の差がつく時代になる。

 

 

AIが「人間の代わり」をするんじゃない。
“考えない人間”をふるい落とす装置なんだ。

 

 


俺としてはな、正直、
AIに「体を使う仕事」を先に奪ってほしい。

 

一番は掃除。
ルンバは床を掃除してくれるけど、
机の上もトイレも、やってくれない。

 

あいつ、手ぇ短いからな。

 

建設業なんて、慢性的に人手不足。
AIがそこに進出すれば社会は一気に変わる。
でも残念ながら、それが実現するのは一番最後だと思う。


話を戻そう。

 

 

AIが今活躍してるのは、
頭を使う領域だ。

 

 

つまり――
バカなままじゃAIを使いこなせない。

 

 

言葉を選ばずに言えば、
AIは“頭の悪い人間を増やす機械”でもある。
なぜなら、考えないまま「それっぽい答え」をくれるからだ。

 

 

たとえば、AIに「成功する方法を教えて」と聞く。
答えは出る。

 

でも、
「その答えが本当に正しいか?」を判断する知識がなければ、
AIの奴隷になる。


じゃあ、どうすればいいか。

 

 

“普遍的に通用する知識”を身につけろ。

 

 

AIは答えを出す。
でも、“問い”を立てるのは人間だ。

 

 

たとえば。
地図アプリは便利だ。
でも、「そもそもどこに行きたいのか」がわからなければ、
どんなに優秀なナビでも、ただの矢印だ。

 

 

AIも同じだ。
「自分が何を知りたいのか」
「どんな形で答えを使いたいのか」
それを考えられる人間だけが、AIを支配できる。


だから生徒諸君に伝えたい。

 

 

バカじゃAIは使えない。
でも、賢さってのはIQじゃない。
“考え続けること”だ。

 

 

知識を積み上げて、疑問を持って、試して、失敗して、また考える。
それを続けたやつだけが、AIを使って“世界を作る側”になれる。

 

 

AIに振り回されるな。
AIを“手下”にしろ。

 

 

俺はそう思ってる。