高校1年生にとって、初めての進研模試は“高校での学び方”を確認する貴重な機会です。単なる点数の反省で終わらせず、「正しいやり直し」で次につながる力を養うことが重要です。
【国語】模試やり直しの仕方
① 読解問題(現代文・古文・漢文)
- 本文の構造を再確認
設問と本文を照らし合わせて、「なぜこの選択肢が正解なのか」「なぜ自分は間違えたのか」を言語化する。
→正解に至る「根拠の見つけ方」を学ぶ。 - 本文に線を引いて再読
テーマ・筆者の主張・対比・因果・具体例などをマーク。
→「読む力」の土台を鍛える。 - 語彙・文法・古語の確認
不正解だった漢字・文法問題・古語などは小テスト形式で覚え直す。
→基礎知識の定着が得点力アップの鍵。
【英語】模試やり直しの仕方
① リーディング(長文読解・文法)
- 本文の精読+和訳
わからなかった文をすべて和訳してみる(できれば声に出す)。
→構文や文法の理解力を確認。 - 解いた根拠の再確認
設問ごとに「どの英文が根拠だったか?」を自力で探す。
→“なんとなく選ぶ癖”を脱却。 - 知らなかった単語・熟語のチェック
自分だけの「模試単語帳」を作成し復習。
② リスニング(あれば)
- スクリプトを見ながら聞き直す
音声を流しながらスクリプトを追い、意味・発音・抑揚を確認。 - 聞き取れなかった理由を分析
スピード?語彙?音変化?原因を突き止める。
【数学】模試やり直しの仕方
① 間違えた問題の分類
- 【A】途中までできたが計算ミス
- 【B】考え方がわからなかった
- 【C】問題文の意味を誤読
- →それぞれ対策を立てる:
【A】…計算トレーニング、丁寧な筆算
【B】…教科書や解説で解法パターンを習得
【C】…国語力+図や数式でイメージ
② 解き直し&ノートまとめ
- 解説を読んで理解 → 自力で解き直す
一度「見ながら解く」→「見ないで解く」で理解度チェック。 - 「模試やり直しノート」を作る
問題・考え方・ポイントを1問ずつ書いて蓄積。
→定期テストや次の模試対策に活用。
補足:模試のやり直しで最も大切なこと
- 点数ではなく「思考プロセス」に注目する
- 間違いを“発見”ではなく“資産”に変える
- やり直しノートは“成長の記録”と考えてコツコツ積み上げる