時代は令和。
空前の多様性ブームである。
「答えはひとつじゃない」
「自分らしく生きよう」
「勉強も、人それぞれ正解があるよねっ」
わかる。
わかるよ。
でもな。
勉強方法だけは、押し付けさせてもらう
ええいそこ、ひかない!
この杉山、ただの教育者にあらず。
“令和の頑固親父”である。
割烹着こそ着ていないが、心の中には一枚羽織ってる。
湯気が立ってる。
ちゃぶ台も常にひっくり返す準備OK。
最近よく聞くセリフがある。
「いや〜僕にはその勉強方法が合わないんですよね〜」
……ほう?
お前に合わない勉強法……?
それ、お前が言うには──
5000時間早ええ!!!!!!!!
「自分に合った方法」ってのは、
血と汗と涙と、あとちょっとの鼻水を垂らしながら、
最低5000時間ぐらい勉強してから言え。
最初から“オリジナル”を探すな。
まずは型を受け入れろ。
真似せよ。徹底的に。
そして、“覚えてしまったことを忘れたくなるほどやれ”。
忘れるなかれ。
勉強は、質より、量。
そりゃあね、効率のいい方法は探したいよ。
でもな、世の中の成功者ってのは、
だいたい“効率の悪いことを、アホほど繰り返した人”だ。
1冊の問題集をボロボロになるまでやって、
間違えた問題に蛍光ペンを引きすぎて
もう何が重要かわからなくなってるノートこそが、
真の努力の証だ。
そうして地を這うように進んでいったその先に、
やっと見えてくる。
“お前だけの本物の勉強法”ってやつが。
俺はいつも、お前らの横にちゃぶ台を置いてる。
それをひっくり返す覚悟で、叱る。
でも、それは「お前の人生に本気だから」だ。
そんなわけで、
今日も“俺の理論”という名の特製ラーメンを用意してる。
スープは熱いし、味は濃い。
でも、最後まで飲み干してくれ。
「これが、すぎやまこだわりの一品です」
令和の頑固親父、ここに爆誕