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2025年12月4日 New! | すぎやまブログ

成長中毒

11月は減量月間だった。
11/30までに「3kg落とせ」というミッションがあり、
俺は酒も食事も制限し、
“仙人みたいな生活”を送っていた。

ただ、減量中に俺が必ずやる儀式がある。
SUSURU TVの二郎系ラーメン回を見ながら、減量飯を食うという
拷問のような癒しのような、
よくわからない行為だ。

さらに、食べたいものを毎日メモに追加していく。

「減量が終わったら食ってやるからな……!」
と、怨念のような執念をこめて。


そして減量終了。
3kg達成。
俺は自由を手に入れた。

酒は解禁。
食べたいものは食べていい。
二郎だって行っていい。

だが――

メモに書いたもの、ひとつも食いたくない。
二郎にも行っていない。

あれだけ恋い焦がれた“二郎の背脂”が、
今見ても全く心が動かない。

むしろ、少し空腹ぐらいのほうが仕事は集中できるし、
「…あの時の生活の方が良かったのでは?」
とすら思い始めている。

これが恐ろしい。
人間とは、目標があるときが一番生きているのだ。


そしてこの現象、受験生にめちゃくちゃ当てはまる。

俺はよく受験生に言う。

「受験終わったらやりたいことリスト書いとけ。
絶対にすぐ飽きるから。」

ゲーム、旅行、昼まで寝る、YouTube三昧……
受験生はワクワクして書く。
しかし現実はどうだ。

受験が終わった瞬間、
“目標”という麻薬が切れる。
急に日常が薄味になる。

そして、試験本番までのあのヒリヒリとした緊張、
ひとつひとつの成長を感じられる幸福感、
夢に近づいていく実感――

あれがどれだけ貴重だったか思い知る。

受験はただの苦行じゃない。
人生最大級のエンタメであり、
最高にエキサイティングなレジャーなんだ。

長いRPGがついにエンディングを迎えるような、
達成と喪失が同時に押し寄せる瞬間。

いや、これはゲームより上だ。
なぜなら――

“自分の人生”というリアルなフィールドで起きているから。


人間は限界に挑んでいるときの方が強い。
そして幸せでもある。

今、受験生として戦っているお前。
もしかすると今が人生で一番おもしろい時期だぞ。

俺も今、成長中毒だ。
お前もきっとそうなってる。

その証拠に、お前はまだ飢えている。
まだ走れる。
まだ伸びる。

だから今日も戦おう。
“最高のレジャー”を味わい尽くせ。