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2025年7月7日 | すぎやまブログ

杉山少年の思い出3

小5、小6。
俺は、サッカーに命をかけていた。

サッカーボールが友達…

目指すは――全国大会。

そして、行った。

本当に、全国大会に行ったんだ。
サッカーでベスト16。フットサルでベスト8。


…だけど、ここからが本題。

そのサッカー全国大会ベスト16

終わったのは、
俺のクリアミスからだった。

どフリーからのクリア。相手へのパス。
「え、これで全国大会終わるの?」ってくらいの凡ミス。

ボールは相手の足元へ。
ズドン。失点。
ズドン。俺の心にも失点。


で、フットサルのベスト8。

こっちは、俺ベンチ。
つまり出てすらいない。

ということでまとめると――

俺が出てると負け、出てないと勝つ。

このあたりでお気づきの方もいるかもしれないが、

俺がすごかったんじゃない。
チームメイトがすごかったんだ。

たった18人のチームから、3人がプロサッカー選手になった。

漫画かよ。


でもな、

そんな中で、運動神経Cマイナスの俺も、
レギュラーに食い込んだんだよ。

毎日毎日、食らいついた。
あのキラキラした天才たちの背中に、爪を立てるようにして。

(で、全国大会は俺のミスで終わるんだけどな)


中学に上がるとき。

「このまま続けるのか?」って自分に聞いた。

でも俺は、あっさり辞めた。

今でも不思議だ。
あんなに夢中だったのに。


理由はふたつ。

ひとつ。
上には上がいるってことを知ったから。

もうひとつ。
担任の上北先生の一言。

「毎年、東大に入る人数と、
サッカー選手になる人数、どっちが多いと思う?」

答え:東大の方が100倍多い。

その瞬間、
俺の中で“蹴る”から“書く”に、武器が変わった。


俺は決めた。

「勉強で、全国大会に行こう。」

そうして俺は、
奈良で一番大手の学習塾の門を叩いた。

サッカーをやめて、ペンを持った。

これが、杉山少年の“人生を変えたパス回し”である。

次回、「杉山少年の思い出4」に続く(かもしれない)。