ある日、中学生の生徒が言いました。
「なんか最近、◯◯ちゃんが△△ちゃんを仲間はずれにしてて…。で、その◯◯ちゃんのグループに“入る or 入らない”みたいな空気があるんです…」
……きたか。
ザ・思春期エゴサバイバルゲーム。
ちなみに先生は、「派閥」って言葉にアレルギーがあります。
「は」って聞いた瞬間、胃がキリキリして、
「ば」で顔がかゆくなり、
「つ」で膝から崩れ落ちます。
でもなんで、そんなにアレルギー反応が出るのか?
それはね――
人を仲間はずれにして生きる人って、最終的にひとりぼっちになりがちだから。
ちょっと想像してみて。
たとえば君が誰かに言う。
「△△ってちょっと変だよね〜」
「うちらだけで話そ!あの子、めんどいし〜」
って言ったとするよね?
その瞬間、たしかに“安心”するかもしれない。
でもね。
それ、安心じゃなくて“逃げ”なんだ。
だって、「誰と一緒にいるか」ばっかり気にしてたら、
本当に大事な「自分がどうありたいか」を見失っていく。
実際、先生も昔のバイト先で見たことあるんだよ。
- 洗い場チーム
- ホールチーム
- 店長の犬チーム
みたいな謎のグループ分け。
でも最終的に残ったのは(僕が仲良くできたのは)、誰とも派閥を作らなかった人だった。
だって考えてみて?
誰かをハブるって、
自分の周りに「敵」っていう壁を立ててるのと一緒。
その壁の中にいるのは、安心な城じゃなくて、不安な独りぼっちの部屋なんだよ。
じゃあ、どうすればいい?
超シンプルです。
「あの子と合わないから離れる」じゃなくて、「自分がどうありたいか」で動くこと。
たとえ友達が少なくても、
自分の「こうありたい」って気持ちがあれば、それが君の“仲間”になる。
最後に僕が好きな言葉をひとつ。
「味方を増やすより、敵を作らない」
それと、もうひとつ。
「孤高は孤独に勝る」
ではまた。
クラスに“派”とかいらん。必要なのは、“優しさ”と“志”だけだ。