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2025年6月15日 | すぎやまブログ

親の願いに思いを馳せよ

定期テストの結果が返ってくる。

英語68点。
数学59点。
理科72点。
……家庭科、98点。

(※そこ!?)

点数を見て、君はこう思うだろう。

 

「まあ、前よりはマシじゃね?」
「てかこの先生、採点キビしくね?」
「今回は部活忙しかったし」
「いや〜でも家庭科はガチったわ」

 

でも、君がそんなふうにひとりで“採点反省会”をしているその頃――
キッチンの奥で、無言で食器を洗っているお母さんがいる。

リビングで新聞を読みながら、
「あいつ、勉強してるんか…?」と2日に1回くらい思っているお父さんがいる。

 


親っていうのは不思議な生き物でね、
「なにも言わないとき」が、実は一番いろいろ思ってるときなんだよ。


 

たとえば、君が小1のとき。

初めてランドセルを背負った君を見て、
「うちの子、もう勉強する年になったんだな…」って、目の奥がウルっとしたお母さん。

君が九九を覚えられず泣いてたとき、
「いっしょに練習しよう!」って、風呂場で“九九シート”を貼ったお父さん。

そのふたりが、いまも家で“君の人生”を案じながら、
黙ってご飯を作り、洗濯をし、学費を払い、たまにブチギレてる。

 


でも、それは全部――願いなんだ。

「この子には、自分の足で生きていけるようになってほしい」
「嫌なことにも向き合える強さを持ってほしい」
「人の役に立てる人間になってほしい」

君が、
「うざい」「なんか言われるのダルい」
と思っているその言葉の裏には、“願い”という名前の愛がこっそり詰まってる。

 


だからさ、
定期テストの点数を見て、「どうせ怒られるわ」と思ったら、ちょっとだけ深呼吸してみてほしい。

怒りの正体は、「心配」だ。
口うるささの正体は、「応援」だ。

それでも、どうしても親とケンカになりそうなら、こう言えばいい。

「うちの塾の先生が“まずはプロセスを見てほしい”って言ってたんだ」

そう、うまく俺のせいにしておいてください。

保護者対応まで含めてが、俺の仕事ですから。

……ただし。

そんな偉そうな口を聞くなら、
お前の“プロセス”、ちゃんとしとけよ?

深夜1時からの「YouTubeという名の勉強」は、プロセスじゃなくて“ただの現実逃避”だ。


人生って、
自分ひとりで歩いてるようで、
実はたくさんの「見えない願い」に支えられている。

それに気づけたとき、人はちょっとだけ優しくなれる。
自分にも、他人にも、そして――親にも。


さあ、今日も机に向かおう。

「自分のために」って思えなくてもいい。
「誰かの願いに応えるために」でもいいじゃないか。

じゃ、また自習室で会おうぜ。
そのノートに書かれた一文字一文字が、
誰かの願いに、静かに応える詩(ポエム)になるように。