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2025年6月11日 | すぎやまブログ

一本桜を、育てる。

 

僕は実は桜にめちゃくちゃ憧れてるんです。

 


桜は、動かない。

桜って、自分からどこかへ行くわけじゃない。
派手なダンスもしなければ、音楽も鳴らさない。

ただ、そこに在るだけ。

でも、春になると不思議なことが起きます。

誰かがカメラを向け、
誰かが足を止め、
誰かが弁当と友達を持って集まってくる。

そう、動かないのに、集まってくる。

それって、なんかすごくないですか?

 


でも、花はずっと咲いてない。

桜は、1年のうち350日くらいは地味です。

葉っぱの緑の中で、汗だくで夏をやり過ごし、
秋には葉が落ちて裸になり、
冬には寒さに耐えながら、誰にも見られず、
たぶん、ちょっと寂しい思いもしてると思うんです。

でも桜は言わない。

「なんで見てくれないの!」とか、
「がんばってるのに評価されない!」とか。

ただ、黙って根を張ってる。

次に咲くために、粛々と準備してる。

この姿に、僕はもう、胸がキュンってなるんですよ。

 


 一本桜で、いいんだ。

正直に言うと、僕は派手な才能もないし、要領もよくない。

「マルチタスク?なにそれ、スシローの新メニュー?」みたいなレベルです。

でも、「これだ」と思った一本を、大切に育てたい。

何十年かけてもいい。
根を深く、幹を太くして、
いつか誰かがふと足を止めてくれるような、
そんな一本桜になれたら、それでいい。

 


 最後に。

今の自分が“地味だな”って思う人。誰にも見られてない気がする人。

 

でも、やることやってるなら、それで十分です。

 

花が咲くタイミングは、自分じゃ決められない。
でも、咲いたときに、「これが俺の桜だ」って言えるように、今は根っこを張っておきましょう。

 

ということで、
僕は僕の“人生の一本桜”、今日もこっそり育ててます。

 

花見のときは、来てね。唐揚げとビール持って。