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2025年6月10日 | すぎやまブログ

諦めることから始める

昔々、ある中国の偉い人がこう言いました。

「隗(かい)より始めよ」

おいおい、「かい」って誰だよ。

と思ったそこのあなた。正しい。
知らなくて大丈夫。私も大学時代は「ググるより寝たい」派だったので、気持ちは痛いほどわかります。

というわけで、ざっくり解説すると――

「理想を語る前に、自分から始めようよ」という言葉です。

つまり、「子どもに本を読ませたいなら、まず親が本を読む」とか、
「YouTubeをやめさせたいなら、まず親がYouTubeを閉じる」とか、
「ゲーム時間を制限したいなら、まず親がInstagramを…」

あ、それは無理か。すみません。


さて、本題に入ります。

私はこの“隗より始めよ”をこう言い換えたい。

「諦より始めよ」(あきらめより はじめよ)by 熱血受験コーチ杉山熱志


「諦める」とは、すなわち“見切る”ことである

一般に「諦める」って、なんとなくマイナスなイメージですよね。

「あの子はもうダメだと思ってるんです…」
「もう期待するのをやめました…」

でも、ここでひとつ。

仏教的には「諦める=明らめる」なんです。

つまり、こう。

  • 「この子は“5分で宿題を終える天才”じゃない」
  • 「口で言っても“部屋は片付かないタイプ”」
  • 「漢字ドリルをやったふりしてるの、バレバレだけど可愛いなあもう」

そう、事実を明らかにする
それが、杉山理論――

「諦より始めよ」です。


期待しない、でも諦めない

たとえば、保護者面談でよくあるこのパターン。

「この子、もうちょっとやればできるんですけどね…」

いや、それ、全保護者が言ってるから!!!

わかる。親だもの。信じたいよね。
でも、一度“やればできる”幻想から自由になりませんか?


本当に必要なのは――

「この子は“やるまでが大変”という特徴がある」

と、明らかにすること。

そしたら、「やらせ方」や「やる気スイッチ」を探す旅に出られる。
“無限に期待”して無限にガッカリするより、
明らかにして、具体的なアクションに変えるほうが、ずっと建設的。


「でも、うちの子は本当にやればできるんです」

それ、もう魔法の呪文ですよ。呪いの言葉。

でも、もし「やればできる」で3年何も変わってなかったら、
それは「やれない」のではなく「やらない」のでもなく、

「やるまでが異常に面倒な人種」

かもしれません。

だったら、“やらせ方”をデザインする。
“やる時間”を確保する。
“やったら褒める”環境を作る。


🎯まとめ:子育ては「諦より始めよ」

  • 隗より始めよ=まず自分から始めよ
  • 杉山理論:諦より始めよ=明らかにして始めよ
  • 期待しないけど、可能性は捨てない
  • うまくいかないのは、性格じゃなくて構造の問題
  • “諦め”から始まる子育ては、前向きで、強くて、優しい

そして最後に、声を大にして言いたい。

子どもは、理想で育つんじゃない。愛と忍耐で育つんです。

“明らかにしてから始める”――
それが、NiCO塾流の子育てパートナーシップです。


#杉山理論
#諦より始めよ
#愛と叱りとたまにアイス
#NiCO塾の教室は親の味方
#勉強も子育てもデザインだ