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2025年5月23日 | すぎやまブログ

全世界の先生と親御さんへ

ある日、教室で生徒に言いました。

 

「提出物、出してね」

 

誰も出しませんでした。

 

翌日、少しだけ声に熱を込めて言いました。

 

「マジで出せ。これは今後の人生の訓練だと思って、出してくれ」

 

2人が出しました。

 

そのまた次の日、全身からオーラを放ちながら言いました。

 

「この1枚を期限までに出すか出さないかが、今後の人生で“任された仕事をやり切る人間”になれるかどうかの分かれ道なんだ!!!頼む!出してくれ!」

 

全員出しました。

 

……。

 

なんなん、この世界。

 

 

 


同じ言葉でも、“熱量”で世界は変わる。

 

これ、先生やってる人ならみんな分かると思うんですけど、
毎年毎年、何百回同じこと言うか選手権があったら、
全員優勝するんじゃないかってぐらい言います。

 

「宿題出してね」
「ワークの答え丸写しじゃダメだよ」
「テスト勉強、ちゃんと計画立ててね」

 

で、やっぱ出てきますよね。

「いや、それこの前も言ったやん」っていう愚痴。

 

でもね、ふと思うんですよ。

 

 

“この前の言い方”、本当に響いてた?って。

 

 

 


言葉は、熱があると“刃”にも“光”にもなる

 

「がんばれよ」

って言葉も、

冷たく言えば「おい、勝手に期待すんなや」ってなるし、

本気で言えば「うわ、あの先生マジで信じてくれてんだな…」ってなる。

 

言葉って、温度があるんです。

 

 

 


毎日言葉を使う職業=先生&親

 

これ、たぶんお父さんお母さんも一緒だと思うんです。

 

「何回言ったらわかるのよ!」
「また忘れてる!」
「ちゃんとしなさい!」

 

いやもう本当、修行か。
これは日常という名の“感情コントロール道場”か。

 

でも、それでも。

それでもやっぱり、

伝わるまで、言い方を変えてでも届けようとする姿勢こそが、“愛”なんですよね。

 

 

 


子どもに浴びせたいのは、“正論”じゃなく“熱のある言葉”

 

たとえば「ありがとう」も、「がんばったね」も、

声に出して、温度を込めて言えば、
子どもはちゃんと受け取ってくれる。

 

ただの励ましが、その子の一生を変える“呪文”になることだってある。

 

だから私は、今日も言います。

同じ言葉でも、

100回目の「がんばれ」が、1回目よりも強く届くこともある。

 

 

 


最後に、世の全ての先生と親御さんへ。

 

言葉にエネルギーを込めましょう。

疲れていても、報われなくても、伝わらなくても。

 

 

それが、“人を育てる”ってことなんだと思います。

 

 

心が折れそうな夜は、この言葉をそっと心に置いてください。

 

 

「伝わるまで言う、それが本当のコミュニケーションだ」

 

 

子どもたちには、
正しいだけじゃない、あたたかくて、まっすぐな言葉を浴びせていこう。

それが、僕らの“しごと”ですから。